8年ぶりの台湾とタピオカミルクティー

先日、1日だけ休みをとって友人家族と久しぶりの台湾旅行に行った。

前回行ったのは2011年6月だから、もう8年も前もことだ。

直前に震災があり、旅行そのものを取り止めようかとも悩んだけれど、たいした被害を受けなかった人間が経済活動を自粛するのは逆効果だと分かっていたし、日本の災害に対して厚情を示してくれた台湾の人々にお金を落とすなら、それもまたひとつのお礼の形だろうと思い、行くことに決めたのだった。旅行代理店で4泊5日のツアーを申し込んだ帰り道、震災支援の街頭募金にも改めていくらかのお札を入れた。

その時の旅は、やはりどこか特別なものだった。

小さな個人商店の店先に日本を応援する張り紙がしてあったり、龍山寺の門扉に義捐金送付の経緯と感謝の意が書かれていたり。

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知らない街の知らない人々がこうやって日本のために動いてくれていたのか、と現地で実感できたことは、とても大きな経験になった。

温泉に行き、夜市に行き、猫カフェに行き、博物館に行き。

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コンビニおにぎりを堪能し、台北ウォーカーを読み、カルピスウォーターを飲んで、謎のSDカードリーダーをお土産に買った。

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エピソードは多すぎて紹介しきれないけれど、帰国する頃には「もうこの先どんなことがあっても、この国とこの国の人々を嫌いになることはないだろうな」と感じていた。

以来、僕にとって台湾とは、そういう国だ。

あれから8年。いろいろあってずいぶん間が空いてしまったけれど、今度はどんな出会いがあるだろうとわくわくしていた。

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羽田空港国際線ターミナル。前回と同じくエバー航空で羽田を発つ。

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台湾行きでエバー航空を選ぶのは単純に「台湾の航空会社だから」という理由。せっかく台湾に行くなら、始めから現地の航空会社に乗りたい。

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離陸が近づくについていよいよハイになってくる。

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僕は高いところが大の苦手なのだが、なぜか飛行機(特に旅客機)だけは全然怖くない。

CAさんたちが荷物棚を閉めて回る姿や、救命胴衣・酸素マスクの説明、機長の挨拶などの発進シークエンスはどれもSF的で気分が盛り上がるし、飛び立つ時のGには心底興奮し、エンジンや主翼の変形を見るのも好きだ。

たぶん、僕にとって旅客機とは巨大ロボの一種、或いは宇宙船のような何かなんだと思う。

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そんな離陸ハイの余韻を味わってからしばらく経ち、いよいよ巡航高度に達して機体が安定すると「ミート・オア・フィッシュ?」の時間がやってきた。たった3時間半のフライトでありながら機内食が出るのは、台湾旅行の楽しみのひとつ。やっぱり機内食が出るとザ・海外旅行という感じがして楽しくなってくる。

迷ったけれど、ミートは現地であれこれ食べる可能性を考慮して、行きはフィッシュを選択した。

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メインは白身魚のホワイトソース煮とピラフ。日本発の便だからか日本蕎麦がついていた。どうやってこんなに綺麗に盛り付けているんだろう。

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せっかくの機内食、ワインでも飲みながらゆっくり楽しみたいところではあるけれど、何しろ台北は近い。もたもたしていると下げられてしまうのでキビキビと平らげる。

ところでエバー航空のCAさんは、常に凛と立ち振る舞う日本の航空会社のCAさんたちとは違い、平常時は皆わりと自然体だ。今回いちばん近くにいたショートカットのCAさんも、着席時には髪先をくるくるいじったり、席に手をついて足をブラブラさせたり、それはもう女子小学生かってくらいゆる可愛い雰囲気を醸し出していた(残念だが写真はない)。

でも、決して仕事が杜撰なわけではなく、ピンチの時にはしっかり頼りになる。

実はフライト中、機体の揺れに慣れていない子供が食事を戻してしまうという結構なハプニングがあったのだが、前述のCAさんがすかさず対応してくれて事なきを得た。僕は日本式のきっちりしたサービスも好きだけど、仕事にはいろんなやり方があり、一概に何が至高とは言えないよなとこんな時思う。

そんなこんなで3時間半。台湾・松山空港に到着した。

ちょうど雨上がりだったのか、否応なく南国を感じさせられる湿度を懐かしく感じる。

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まずはタクシーに乗って市内のホテルへ。

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前回訪台時はLes Suites台北のスイートという贅沢コースだったけど、今回泊まる優美飯店は利便性重視の手頃なホテル。雙連駅から徒歩5分で、バス乗り場も近いので市内のあちこちにアクセスしやすいのが特徴らしい。

さて、2泊3日の小旅行なので、ホテルでのんびりしていたのではもったいない。友人家族と「かき氷食べたいね」なんて話しながら、お互い何もアテはなかった。それでもなんとかなってしまうのがこの時代。

「マンゴー」→Google翻訳→「芒果」
「氷」→Google翻訳→「冰」
「芒果冰」→Googleマップで検索→発見!

なんて便利な世の中だろう。ホテル内でWi-Fiが使えるのはもちろん、ポケットWi-Fiも貸してくれるし、それどころか、最近は持ち出せるスマホまで備え付け。

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手ぶらでやって来てもGoogleMapとGPSの恩恵にあずかれるのはすごい。

旅情がないと感じる人もいるかもしれないけど、のんびり田舎の宿に泊まるのと観光目的で都市部を歩くのはまた違うし、僕はこれで良いと思う。

ホテルから歩いて10分ほどのところにあったかき氷店、冰讃。

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メニューが日本語でとってもやさしい。

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“シュエホワビン”がなんなのか、これだけではわからないけど、それはまあ日本のメニューでもよくあること。ここは余計なことを考えず、No.1メニューを注文することにする。

待つこと数分、こちらがマンゴーシュエホワビン(芒果雪花冰)。

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写真ではそんなにたいしたことないように見えるかもしれないけど、実物はマンゴー1片が2~3cm角で、器もラーメン丼くらいあることは注記しておきたい。ひとりで食べきれるか不安になるサイズだ。これで160元(約560円)は安い。

ちなみに雪花冰というのは、牛乳と練乳を混ぜて凍らせたものを薄く削って作るものらしい。台湾通の方には常識なのかもしれないが、僕は知らなかった。どおりで溶けても味が薄まらないわけだ。

到着早々、美味しい台湾式かき氷を堪能して、台湾欲がかなり充たされた。

僕は街並みが好きなので、歩きながらなんでもない街角の風景をたくさん撮る。

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台湾の街の特徴はマンションの窓。

基本的にベランダがなく、その代わり窓の周辺が個性的に作り込まれていて、一つとして同じ窓がない。

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前回の訪台時も、観光地そっちのけでマンションばかり見上げていて呆れられたが、見ていて飽きないし、それぞれの家主のことを想像するとそれだけで面白い。

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冰讃のすぐ近く、路面店が並ぶ通り。一番右の店に「肉焿専賣店」と書かれているのだが、肉焿(肉羹)というのは豚の赤身肉と脂身と魚のペーストを練って揚げたミートチョップのようなものを入れたとろみのあるスープのことらしい。

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調べたらめちゃめちゃ美味そうで、食べれば良かった!と後悔した。顔を伏せた地元のお兄さんは本当は満面の笑顔で写ってくれているのだが、そりゃご機嫌だよね、こんな店が近所にあったら。

さて、たまたま通りかかった老董牛肉麺という店が友人オススメということで、ここで早めの夕食を食べてしまおうということになった。

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メニューを一目見て、三賓牛肉麺に決定。

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スジ、スネ、ハチノスの煮込み(たぶん)が乗った三賓麺。美味しくないわけがない。ビールを頼もうと思ったら、店の人が「隣の店で買ってきて!」と言うので友人が本当に隣で買ってきてくれた。

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スネ肉たっぷりの牛肉麺も、雲呑麺も超美味しそう。

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台湾の麺類は日本のラーメンに比べると薄味だけど、もともと牛スープは日本でもごてごてと旨味を重ねる類いのものではないので、違和感は全くない。というか最高です。

ウーバーイーツが家まで届けてくれないかな。

早めの夕食の後はホテルに戻り、旅の疲れを癒やすために早めの就寝‥‥でも良かったのだけど、せっかくの夜。ちょっと飲みに行きたくなった。

友人を誘ってあてもなくホテル近くの裏路地へ。

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台湾の夜道は思っていたより静かだった。金曜の夜だというのに酒場の近くも人はまばらで、酔っぱらいが大声でしゃべっていたりはしない。

なぜかホテルの近くには日本食の店が多かったけど、わざわざ台湾に行ってまで日本食を食べたくはないので、地元の若者が多そうなクラフトビールの店を選んだ。

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恵比寿あたりにありそうなオシャレな雰囲気。店名のように見える大きな字は「五時半」と書いてあるだけ。その上はたぶんおつまみの一例。なぜか台湾の飲み屋さんはこうして(開店後でも)開店時間が大きく書かれていることが多いように思う。何か理由があるのだろうか。

とりあえずビールと何品かつまみを注文。店内は20代の若者でいっぱいだった。

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台湾クラフトビールと枝豆。メニューに毛豆と書いてあって、友人が「たぶん枝豆じゃないか」と言うので頼んでみたら当たっていた。確かに青森かどこかでも枝豆のことを毛豆と言ったような。

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ビールの方は左の「霸道」がグァバのフルーツビール、右の「獨立」は正統派のヴァイツェンだった。わりと危ない名前だが、そこがまたいいのかもしれない。フルーツビールはまあビアカクテルのような感じだったけど、ヴァイツェンの方は本当に恵比寿の店に置いてあっても飲むと思う。

これは帰国後に調べたのだけど、台湾ではなぜかバンドとクラフトビールがコラボするのが流行っているらしく、「霸道」は八十八顆芭樂籽(88balaz)というパンクバンドと、「獨立」の方は閃靈(ソニック)というメタルバンドと、それぞれコラボした商品らしい。どちらも結成20年以上経った息の長いバンド。

それぞれのバンドの歴史を見ると、ビールのネーミングにも納得感があって面白い。

つまみに頼んだ百頁豆腐はネーミング的に湯葉か薄い豆腐干のようなものかと思っていたら、想像より豆腐の原型を残した厚めの豆腐干で(水切り生干し豆腐という感じ)、これがなかなか美味かった。

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豆腐の多様性に関してはやっぱり中華圏に一日の長がある。前回食べ損ねた臭豆腐を置いていたら頼もうと思っていたのだが、残念ながらこの店にはなかった。やっぱりあれは屋台で食べるものなのかな。

二杯目は58度の高粱酒(白酒)に切り替えたんだけど、なんと水だと思っていた右側のジョッキが酒。一杯作った状態の写真なので、実際はこれよりさらに多い。

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これを150元(約500円)で売ってたら酒代では儲からないよなあ‥‥飲食店の利益の出し方が日本とは根本的に違うんだろうか。などと、どうでも良いことを考えたりしながら一日目の夜は更けた。

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翌朝。天気は曇り。

早起きしたので腹ごしらえに散歩に出ることにした。

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ホテルを出たところで、はす向かいの雑居ビルから派手な雰囲気の若者たちがぞろぞろ出てきて驚く。テンションが明らかに早朝のものではない。傍目には静かな街だったが、どうやらナイトクラブ的なものがあって夜通し盛り上がっていたようだ。

その裏手の公園は静かなもので、太極拳に興じるご老人なども発見できず。

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せっかくだから中華粥を食べられる店でもないかと探してみたけれど、ちょっと時間が早すぎたのか、屋台すらこれから設置という雰囲気だったので、一旦ホテルに戻って朝食を摂ることにした。

ホテルのバイキングは、まあいたって普通だった。茶玉子と昨日も食べた百頁豆腐は美味い。

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この日は午前中から写真館を予約してあった。

台湾は、実は写真館がアツい。単に並んで撮る記念写真ではなく変身写真というのがあって、それが面白いので、今回はぜひ友人家族も連れて行こうということになったのだ。

向かう途中で見つけたビル。あの巨大な空洞はいったいなんなのだろう。

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台湾名物、赤と緑の二色ポスト。赤い方は速達と海外便、緑が普通の郵便という風に分けられている。日本由来の英国式赤ポストと中国の緑ポストが共存しているのはたぶんこの国だけなんじゃないかと思う。

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さて、ホテルから20分ほど歩いて、今回の写真館、Dream夢工場魔法変身寫真に到着。思ったより時間がかかって、予約時間ギリギリだった。

この店内POPを見れば“変身写真”のなんたるかは察していただけるかと。

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スタジオ内にはさまざまなシチュエーションのセットが用意されていて、衣装とフルメイクとヘアセットであらゆる変身が可能だ。

最近は日本でも似たようなスタジオがあるけれど、料金は日本の1/3くらい。まあ“変身”という意味では、どちらかと言うと女性の方が楽しめるのはアイテムの多さ的に致し方ないところではある。

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女子旅などで台湾に行かれる方はぜひ勇気を出して挑戦されることをオススメします。メイクも服もシチュエーションも、日常では絶対あり得ない写真が撮れるし、撮れば一生ネタになること間違いなし。どこも事前予約が必要なので、旅前に下記のサイトなどで探して申し込んでおくと良いでしょう。

どんな写真が仕上がったかは内緒にしておきますが、ちなみに僕の衣装はこんな感じでした。

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さて、撮影が終わるともう午後になっていたので、写真館の方に教えてもらったいくつかの店の中から欣葉台菜という中華料理店へ。

ビールで一杯やりながら、本場の花枝丸や空心菜炒めなどを堪能した。

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疲れたので一度ホテルに戻って休憩し、今度は夜市へ出発。

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寧夏路夜市。こんな夜店が毎夜展開されているとか、本当に桃源郷みたいな国。

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有名な士林夜市に比べると少し規模は小さいけど、B級グルメから日用品、ゲーム屋台までコアな店が軒を連ねていて、観光客も少ないので、地元の空気を感じたい人にはわりと良いのではないかと。

まずはぺこぺこのお腹を宥めるための駆けつけビーフン。

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その後おもむろにスイカミルクで喉を潤して、あとは気の向くままに。

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正直言って、一週間くらい通いつめたい気分。

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夜市の南端の広場には地面から直接吹き出すタイプの噴水があって、地元の少年がど真ん中に仁王立ちしていた。うん、気持ちはわかる。

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つられて行こうとして躊躇ってる姉妹も可愛かった。台湾の親は寛容だな。

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どうやら、この広場は寧夏路夜市発祥の地らしい。日本統治時代に作られた円形の市場が、戦後になって出店で栄えて夜市へと発展していったのだとか。当時の貯水池が遺跡として残されていた。

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で、帰ってからまた少し小腹がへったので、ホテル近くのパン屋さんに行き惣菜パンを調達。ついでにお茶屋さんで流行りのタピオカミルクティーを買うことにした。

タピオカミルクティーといえば台湾が本場。東京にも進出している春水堂が起源という話と翰林茶館が発祥という話があるけど、まあとにかく台湾では流行っているというより日常的な飲み物で、お茶屋さんのスタンドでどこでも飲める。

ねえねえちょっと、見てよ。このメニュー。

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タピオカミルクティーはLサイズで60元(約210円)。これで茶葉からじっくりお茶を淹れてくれて、甘さも氷の量も自由に選べて、タピオカ大量投入。ミルクティーじゃなくても、どんなお茶にも10元(約35円)でお腹いっぱいになるくらいタピオカを入れてくれる。特徴はなんといっても、行列がないのとお茶がとっても美味しいこと!

パン屋さんで買ったおかかみたいのが入った海苔巻きみたいなパンもめちゃくちゃ美味しいし、台湾最高だよ。

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パンに入った謎のおかかの正体は肉鬆(ローソン)という名の肉でんぶだそうで。もともとは中華粥にふりかけのようにして食べるものだったらしいのだけど、いつしかおかかのようにおにぎりの具になり、パンの具にもなったという。

知らずに買ったけど、甘じょっぱくてとても美味しいB級グルメなので、現地に行かれたらぜひベーカリーへ。ちなみに僕が買ったのは順成蛋糕というお店。台北市内だけでも十数店舗ある有名店です。

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翌朝。朝食は永和豆漿大王で、豆漿(豆乳)と蛋餅と、ついでに目玉焼きも注文。

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目玉焼きをフライパンからそのままひっくり返してお皿に移すので、裏返ったまま出てきたのがとても印象的だった。

多少お腹がふくれたところで、そのまま雙連朝市へ。

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朝から結構活気がある。

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色んなお店があるけど、主にフルーツと海産物の宝庫。

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この写真、日本人からするとイカだけ向きに違和感ありません?

日本の魚屋さんなら絶対こうは置かないよね。でも仮に「頭は奥」というルールで向きを合わせるなら、これで正しいんだよね。イカの頭があるのは足のつけ根だから。

この朝市探訪をきっかけに、今回の旅では台湾の文化がかなりイカと親しいことを知った。というのも、タコが章魚という表記一種類なのに対して、イカの漢字表記はいろいろあり、それぞれ指している種類が違うことが分かったから。

例えば、僕の好きな花枝丸の花枝はコウイカ、特にモンゴウイカのことらしい。つまり花枝丸はコウイカで作るのが正式ということ。前にアメリカオオアカイカで花枝丸作っちゃったけど、あれは真っ赤な贋物だったのだ。

他は、魷魚が主にスルメイカ、透抽がケンサキイカ、軟絲がアオリイカ、鎖管がヤリイカのこと(たぶん)。こうした区別についてはイカの、もとい、以下のページが詳しい。

魷魚、透抽、花枝別再分不清! 這張小抄帶著走

帰国後に語源とかいろいろ調べていたら面白くなってきて、曹銘宗さんという方の本も買ってしまった。

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もちろん全部を読めるわけではないんだけど、中国語の基本的な文法と漢字の旧字体を他称知っていればだいたいの意味は分かるし、イラストも多くて内容的にもかなりマニアックで面白いです。

曹先生の話を聴きに行きたい‥‥誰かほんやくコンニャク作って!

とにかく美味しそうなものがたくさん売っていて、丼飯を持って歩きたかった。

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しかし旅の途中ではそうもいかないので、このおにぎりみたいな重さの肉団子を買い食い。

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肉と筍ともろもろぎっしりで超美味かったです。写真では1コに見えるけど実は二つ持ってます。

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キッチン付きのホテルでこういうものを食べて過ごすのもいいなぁ。いつかお料理好きで集まってそんな旅がしたい。

さて、旅の最後は日本の蔦屋書店がパクったお手本にしたとも云われる誠品書店へ。

8年前にも来て、あまりに楽しくてもっと時間を取れば良かったと後悔した誠品書店。蔦屋書店と同様、立ち読み可(というか台湾では座り読み。みんな床や階段に座り込んで読んでいる)で、食べ物もあるしオシャレな雑貨やCDも扱っているので、何時間でも過ごしていられる。

日本旅行のガイドブックコーナー。

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街道巡りに昭和百景に女子旅にレトロ喫茶探訪と、台湾からの訪日観光客はすでに団体ツアーから脱却し、趣味に応じた旅行を始めていることがよくわかる(「自助旅行」とはFIT、個人旅行のこと)。

マンガコーナーとは別に設けられたとある一角。

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同崎課長想當愛(同崎課長はハメられたい)、這檬的情色老大你喜歡嗎?(エロい番長は好きですか?)などクラクラしそうなタイトルが並ぶ。察しの良い方はもうわかると思うけど、すべて日本のBLマンガの正式翻訳版だ。

日本統治時代の建築を探訪しようという特集コーナー。

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ほんとにこの国では日本が身近なんだよね。震災の時、台湾の人たちがあれほど支援してくれたのが、決して一過性の同情やブームによるものではないことは、現地に行くとよくわかる。

テレビCMでも日本語を見ない日はないし、外国語のメニューや案内も、だいたい英語より先に日本語が書かれているんだよ。

でも、僕はそういうことを以て「親日」と表現するのはあんまり好きじゃない。そうでない他の国と比べるのも失礼だと思う。そういうことではないのだ。そんなレベルではないし、そういうことでは決してない。

誠品書店は今年9月にいよいよ日本に進出するらしい。楽しみだな。

お昼は誠品書店のフードコートで念願の魯肉飯と、大好きな紅焼肉を食べた。

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ああ、もう。おかわりしたい。毎日でも食べたい。

ちなみにこの鬍鬚張という魯肉飯チェーンは、前日行った寧夏路夜市が発祥らしい。とても可愛い名前で日本にも進出してきているので石川県にお住まいの方はぜひどうぞ。

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さて、そろそろ空港に行かなければいけない時間になった。タクシーでホテルに寄って預けていた荷物を受け取り、急いでそのまま空港へ。

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ところがいざチェックインしてみると、日本の悪天候で羽田便が遅れに遅れていた。疲れないよう早めの便にしたのに‥‥と思いつつ、せっかくなので空港内をうろうろ。

空港内のコンビニでも売ってる茶玉子。本当にどこでも売ってる。

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買わなかったけど、「運動後聰明吃(運動の後のスマートな食事)」「立即補充優質蛋白質(良質なタンパク質を即座に補充できます)」って無茶なキャッチコピーが昔の日本の広告みたいで好き。

なんだこれ?プリンミルクティー!?

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まあ、プリン風味のミルクティーってことなんだろうけどさ‥‥と思って画像検索したら、実物のビジュアルがインパクトあり過ぎた。ポスターのまんまじゃん。

「第2杯半價(二杯目半額)」キャンペーンというのも恐すぎる。これを一度に二杯飲ませる気なのか?恐るべし台湾。恐るべしセブンイレブン。こんな可愛い青春CMやってるのに。

彼氏にフラれた腹いせにプリンミルクティー飲んでたら大変なことになるぞ‥‥(台湾では最近、肥満の増加が問題になっているらしいが‥‥そりゃそうだろ‥‥)。

とまあそんなこんなで、予定より3時間くらい遅れてようやく搭乗開始。再見、台湾。寂しいけどまた来るよ。

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帰りの機内食はミートを選んだ。台湾発の便では日本蕎麦の代わりにクラゲの前菜とフルーツケーキがついている。つまりそういうことなのね。

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機内では「キャプテン・アメリカ」を鑑賞したりして平和に過ごしていたけれど、羽田に到着してみると大雨どしゃ降り。

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到着ロビーまでバスに乗らなきゃいけないわ、荷物はなかなか出てこないわで、家に着いた頃にはすっかり日が変わってしまっていた。まあ後になってみれば、こういうことも想い出になるものだけど。

お土産は誠品書店地下のCDショップで買ったCD2枚。

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降りしきる雨の中、「我好嗎?」という曲を聴いたらなんだか泣けた。

そんなこんな2泊3日の台湾小旅行。