美味しくやせる!和風炊き込みリゾットのススメ

皆さんは「やせたい!」と思ったことがありますか?

僕は今まであまり真剣に考えたことがありませんでした。子供の頃からやせっぽちで、食べても食べても体格が変わらず、逆にそれがコンプレックスなくらいだったからです。

中年に差し掛かって人並みにお腹が出たりはしましたが、ちょっと走ればまた引っ込むので、度を超えて太ることを本気で心配したことはありませんでした。

ところが、このコロナ禍で状況は一変。

在宅ワークが基本になったことで運動量が激減し、その上、電動自転車を購入したことで全く歩かなくなってしまい、がっつり代謝の落ちた体はすっかり冷え性に。そんな体質変化と、好きなものを好きなだけ作って食べてきた元来の自炊スタイルが相まって、ある頃から体重がめきめき増加し始めました。なんと一気に7kg増。

コロナは社会のかたちを変えましたが、ついでに僕のお腹のかたちも変えたのです。

ピークがちょうど健康診断の時期だったので、思いっきり特定保健指導の対象者になってしまいました。

これはいかんとWi-Fi連動の新しい体重計を購入し、iPhoneのヘルスケアとにらめっこしながら散歩に出て運動量をかせいだり、ストレッチや筋トレを始めたりして、ちょっと意識の高い生活を心掛けてみたりもしましたが、どう頑張っても以前の運動量にはほど遠い。

となれば、ちょっと悔しいけれど、やはり摂取カロリーを運動量に見合った分量に抑えるしかありません。

しかし僕は「ただの我慢」というものが何より苦手です。特に、食に関してはこれまで何かを我慢したことがないし、我慢できる気もしない。どうにかしてガッツリ食べながら体重を戻したい。

そこでふと思い出したのが、現役フィジーカーのシャイニー薊さん率いるYouTubeチャンネル「マッスルグリル」で紹介されていた、毎日炊飯器まるごと食べてもOK、かつPFCバランス*1も完璧という、究極の減量食「沼」でした。

まずネーミングがすごい。そしてなによりイケメンです。

この超絶イケメンをイケメンたらしめているのがこの究極の減量食だというのですから、お腹の出っぱったおじさんとしては見過ごせません。

しかし動画をご覧になった方はお分かりの通り、「沼」は究極の減量食であると同時に究極のストイックメニューでもあり、完全なる流動食。毎日ひたすらこれだけを食べ続けるとなると、なかなか食いしんぼうの減量素人が手を出せる領域ではありません。

ただ、改めて見て大きな学びもありました。

米は水分を増やせば増える。その通りです。自分の必要摂取カロリーを予め知った上で、PFCバランスの取れた食材をひたすら炊飯器につっこんで炊いて混ぜれば、何も考えなくてもちょうど良く減量できる。まったくもってその通りです。

つまり、自分にぴったりの炊飯器リゾットを作り出しさえすれば、あとは、いつも通り食べながら半自動的にやせられる。しかも栄養バランスも勝手にとれる。ズボラダイエットとしてこれは完璧じゃないですか。

そこで、自分なりに研究して、プロアスリートでなくても続けられるようカロリーとPFCバランスを調整したのが、表題の和風炊き込みリゾット*2というわけです。

まずは食べてる雰囲気を見てください。

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どうでしょう、普段のご飯とたいして変わらない感じじゃないですか?むしろ美味しそうじゃないですか?(それは僕だけかも)

炊き込みリゾットはアレンジも簡単で、豆腐と合わせたり、刺身をのせたり、あんかけにしたり、カレーと食べたり、アイデア次第でいかようにも姿を変えつつ、着実にカロリーカットできるのが特徴です。

ダイエットもデートも雰囲気が大事。ワクワクしながら物事を進めるには、自分を上手に騙せる演出が必要だと僕は思います。食事の幅を狭めずに、楽しく体重調整しましょう。

◆炊き込みリゾットの基本の作り方

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  1. 無洗米1.5合を炊飯器に入れて、皮を剥いた鶏胸肉をまるごと1つ投入、骨を取った魚介類を適当に並べ、薄切りした椎茸3つと、賽の目に切った人参半分と筍の水煮を一本。あとは適当な野菜、根菜。
  2. 調味料は醤油を大さじ5料理酒とみりんを大さじ3ずつ、出汁の素を8g(スティックタイプ1本)入れて、炊飯器の5合の線の2ミリくらい上まで水で埋め、調味料が均等に行き渡るよう少し混ぜて、おもむろに炊飯。
  3. 炊き上がったらしゃもじで鶏肉をほぐしながら混ぜ、10分フタを閉めておく。

ご本家「沼」ほどじゃありませんが、簡単です。

鶏胸肉はカサ増しと安価なたんぱく質確保のためなので、絶対というわけではありません。とにかく米1.5合、醤油大さじ5、水は5合のちょい上という3つの数字だけ覚えておけば、あとは好みで変えてしまっても構いません。

作り方で守って欲しいポイントはたった1つ。

決して早炊きモードにしないこと。

めんどくさいですか?急にやる気が無くなりましたか?わかります。僕も普段は早炊きしてしまいます。でも、お米を上手に増やしてカロリーカットするには、水をたっぷり含ませ、蒸らし時間もたっぷりとるのが何よりも大切なのです。ここはこらえて通常モードで炊いてください。

これをベースに後で作例をたくさんのせておきます。

ご本家は1.6合程度のお米を1升炊き炊飯器いっぱいのドロドロになるまで増やしているのですが、食べ盛りの子供が居るご家庭でもないとなかなかそこまでの炊飯器を用意できないと思うので、現実的なラインで5合炊き用のレシピにしてあります。

味付けを和風にしたのは、飽きにくいのと、カロリー低めなおかずと合わせやすいからです。人参や筍、牛蒡、蓮根など、歯応えを生む根菜を加えやすい炊き込みご飯風の仕立てにすることで消化を助けつつ、バリエーションも増やしやすいんじゃないかと。

炊き上がってくると部屋にいい匂いが立ちこめて、フタを開ければ5合炊きいっぱいの炊き込みご飯。それを全部食べても、摂取カロリー的には白米3合分ちょっとくらいとなると、だいぶ気が楽になりませんか。

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あとは適度に運動しながら好きなだけ食べたらいいんです。

仮に5合を3日で食べきる想定(1日およそ4膳)で考えると、この炊飯器リゾットの1日あたりの摂取カロリーは533-600kcalくらいになります。同じ量の白飯だと855kcalなので、毎日勝手に250-300kcalくらい削減できる算段です。しかも栄養満点。

もっちり炊いた軟飯は食べやすいお餅のようなもので、とてもお腹に溜まるので、どうせそんなにたくさんは食べられません。

ここから下は作例です。

◆鰤の炊き込みリゾット

とりあえず導入は一番美味しかった鰤。脂がのった養殖鰤は脂質が多めですが、単体でのPFCバランスは良好です。あっさりしたおかずと合わせるのにちょうど良く、とにかく美味しいので毎日でも食べたくなります。

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材料(5合分)
  • 米・・・1.5合(225g)
  • 鶏胸肉(皮をむく)・・・1つ(180g)
  • 鰤切り身・・・3切れ(180g)
  • 生しいたけ・・・3つ(45g)
  • にんじん・・・半分(100g)
  • たけのこ水煮・・・大1つ(200g)
  • ごぼう・・・半分(75g)
  • だしの素・・・スティック1本(8g)
  • 醤油・・・大さじ5(90g)
  • 酒・・・大さじ3(54g)
  • みりん・・・大さじ3(54g)
  • 水・・・上記全て入れた後で、5合のラインの2ミリ上まで

基本的に材料をリストの上から順番に炊飯器に入れて炊けばOK。鰤の切り身はたまに骨があるので、身に対して横に包丁を入れて確かめておくと安心です。椎茸は薄切り、人参・筍は賽の目切り、ごぼうはささがき。炊けたらしゃもじでよく混ぜながら鶏胸肉を切るようにほぐしてください。

全量での比較(5合)
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
全量 1,744.1 110.4 37.8 239.5 14.6
白飯 2,565.0 45.8 6.8 582.0 3.8
比較 -820.9 64.7 31.1 -342.5 10.9
1日分の比較(5/3合)
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
1日分 581.4 36.8 12.6 79.8 4.9
白飯 855.0 15.3 2.3 194.0 1.3
比較 -273.6 21.6 10.4 -114.2 3.6
1日の所要量に対するバランスの比較
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
所要量 1,750.0 87.5 38.9 262.5 20.0
1日分 33.2% 42.1% 32.4% 30.4% 24.3%
白飯 48.9% 17.4% 5.8% 73.9% 6.3%
レーダーチャート

白飯と比べて1日あたり高カロリーなツナマヨおにぎり1つ分以上のカロリー削減になります。また炭水化物が少なく、たんぱく質と脂質、食物繊維が多いので体重調整には理想的です。脂質の少ない他のダイエット食と併用するなら、鰤はもっと入れてもかまいません。

食材それぞれのエネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食物繊維は日本食品標準成分表2020年版から算出*3しました。また、PFCバランスについては一般的なダイエットの2:2:6に、1日の所要量は仮に1750kcalで計算しています。

■鰹の炊き込みリゾット

鰹リゾットの特徴は季節によって成分が大きく変わること。春獲りのいわゆる初鰹は脂質が非常に少なく淡泊なので、食べる直前に醤油で和えたおかか(分量外)を混ぜ込むと美味しいです。秋獲りの戻り鰹では、鰤とほぼ同じような脂質多めのこってり系の味を楽しめるはず。

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材料(5合分)
  • 米・・・1.5合(225g)
  • 鶏胸肉(皮をむく)・・・1つ(180g)
  • 鰹刺身・・・1節(300g)
  • 生しいたけ・・・3つ(45g)
  • にんじん・・・半分(100g)
  • たけのこ水煮・・・大1つ(200g)
  • ごぼう・・・半分(75g)
  • だしの素・・・スティック1本(8g)
  • 醤油・・・大さじ5(90g)
  • 酒・・・大さじ3(54g)
  • みりん・・・大さじ3(54g)
  • 水・・・上記全て入れた後で、5合のラインの2ミリ上まで

鰹の節は骨がないのでそのまま入れてOK。椎茸は薄切り、人参・筍は賽の目切り、ごぼうはささがき。炊けたらしゃもじでよく混ぜながら鰹と鶏胸肉を切るようにほぐしてください。

全量での比較(5合)
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
全量 1668.5 149.3 7.7 239.3 14.6
白飯 2,565.0 45.8 6.8 582.0 3.8
比較 -896.5 103.6 0.9 -342.7 10.9
1日分の比較(5/3合)
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
1日分 556.2 49.8 2.6 79.8 4.9
白飯 855.0 15.3 2.3 194.0 1.3
比較 -298.8 34.5 0.3 -114.2 3.6
1日の所要量に対するバランスの比較
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
所要量 1,750.0 87.5 38.9 262.5 20.0
1日分 31.8% 56.9% 6.6% 30.4% 24.3%
白飯 48.9% 17.4% 5.8% 73.9% 6.3%
レーダーチャート

春獲れの鰹はほとんど脂がなくて高たんぱく。脂質の多いおかずと合わせるにはピッタリですが、そうでない場合は油抜きした薄揚げ(79.8kcal、脂質7g)を一緒に炊くのもおすすめ。秋獲れの場合はそれだけで126kcal、脂質17.1g増になります。

■鯛と帆立と蛸の炊き込みリゾット

真鯛は醤油の代わりに昆布をメインにした白だしを使って上品に炊き上げるのがポイント。鶏胸肉の代わりにタコや帆立を使って贅沢に仕上げました。

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材料(5合分)
  • 米・・・1.5合(225g)
  • 鯛刺身・・・1冊(200g)
  • 帆立貝柱・・・6つ(90g)
  • ゆでだこ・・・1パック(160g)
  • 生しいたけ・・・3つ(45g)
  • にんじん・・・半分(100g)
  • たけのこ水煮・・・大1つ(200g)
  • ごぼう・・・半分(75g)
  • 白だし(3倍濃縮)・・・大さじ8(120g)
  • 酒・・・大さじ3(54g)
  • みりん・・・大さじ3(54g)
  • 水・・・上記全て入れた後で、5合のラインの2ミリ上まで

帆立は粗みじん、蛸は削ぎ切り、椎茸は薄切り、人参・筍は賽の目切り、ごぼうはささがき。ひと手間かけられるなら、出汁昆布を一緒に炊いて刻んでも良いです。

全量での比較(5合)
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
全量 1621.7 119.4 16.1 241.9 12.6
白飯 2,565.0 45.8 6.8 582.0 3.8
比較 -943.3 73.6 9.3 -340.1 8.9
1日分の比較(5/3合)
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
1日分 540.6 39.8 5.4 80.6 4.2
白飯 855.0 15.3 2.3 194.0 1.3
比較 -314.4 24.5 3.1 -113.4 3.0
1日の所要量に対するバランスの比較
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
所要量 1,750.0 87.5 38.9 262.5 20.0
1日分 30.9% 45.5% 13.8% 30.7% 21.1%
白飯 48.9% 17.4% 5.8% 73.9% 6.3%
レーダーチャート

養殖鯛はほどよく脂がありバランスが優れています。作例では刺身用の鯛を使っていますが、加熱用の切り身から骨を取り、その骨を焼いて出汁を採ると、コクのある鯛の風味が一層増します。

■鯖とあさりの炊き込みリゾット

塩鯖はいつでも買える手軽な冷凍魚のひとつ。冷凍むきあさりとの組み合わせでパンチのある和風リゾットになります。他と比べてちょっとクセが強いので、予め火を通して臭みを抜くか、仕上げに山椒(分量外)をふるのがポイント。

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材料(5合分)
  • 米・・・1.5合(225g)
  • 塩鯖・・・片身(200g)
  • むきあさり・・・100g
  • 生姜・・・2片(20g)
  • 生しいたけ・・・3つ(45g)
  • にんじん・・・半分(100g)
  • たけのこ水煮・・・大1つ(200g)
  • ふき・・・1本分(140g)
  • だしの素・・・スティック1本(8g)
  • 醤油・・・大さじ5(90g)
  • 酒・・・大さじ3(54g)
  • みりん・・・大さじ3(54g)
  • 水・・・上記全て入れた後で、5合のラインの2ミリ上まで

塩鯖は骨があるものは焼いてほぐして骨を取る。面倒であれば骨取り鯖や水煮缶(2つ)を使ってもOKです。生姜は細切り、椎茸は薄切り、人参・筍は賽の目切り、ふきは下茹でしたあと筋を取って輪切り(水煮でもOK)。炊けたらしゃもじでよく混ぜてください。

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全量での比較(5合)
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
全量 1730.4 90.3 41.4 235.8 14.6
白飯 2,565.0 45.8 6.8 582.0 3.8
比較 -834.6 44.6 34.7 -346.2 10.8
1日分の比較(5/3合)
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
1日分 576.8 30.1 13.8 78.6 4.9
白飯 855.0 15.3 2.3 194.0 1.3
比較 -278.2 14.9 11.6 -115.4 3.6
1日の所要量に対するバランスの比較
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
所要量 1,750.0 87.5 38.9 262.5 20.0
1日分 33.0% 34.4% 35.5% 29.9% 24.3%
白飯 48.9% 17.4% 5.8% 73.9% 6.3%
レーダーチャート

鯖は脂質が多いので、おひたしなどあっさりめのおかずがおすすめ。

■ほたるいかとしらすの炊き込みリゾット

いかは低炭水化物、高たんぱく、低カロリーでダイエットにはもってこいの食材。ほたるいかの風味はするめいかなどに比べてかなり上品ですが、いかの出汁と根菜との相性は抜群です。いか飯っぽい感じがもっと欲しいという方は、炊き上がりにいか節(分量外)を混ぜ込むと風味が倍増します。

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材料(5合分)
  • 米・・・1.5合(225g)
  • ほたるいか・・・2パック程度(300g)
  • しらす干し・・・1パック(100g)
  • 生しいたけ・・・3つ(45g)
  • にんじん・・・半分(100g)
  • たけのこ水煮・・・大1つ(200g)
  • れんこん・・・小1つ(150g)
  • ごぼう・・・半分(75g)
  • だしの素・・・スティック1本(8g)
  • 醤油・・・大さじ5(90g)
  • 酒・・・大さじ3(54g)
  • みりん・・・大さじ3(54g)
  • 水・・・上記全て入れた後で、5合のラインの2ミリ上まで

ほたるいかは目玉を取り、椎茸は薄切り、人参・筍は賽の目切り、れんこんはいちょう切り、ごぼうはささがき。炊けたらしゃもじでよく混ぜてください。ここでは旬のほたるいかを使いましたが、やりいかやするめいかでもOKです(大きいものは軟甲とワタを取って一口大に切ってください)。

全量での比較(5合)
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
全量 1,662.5 113.1 13.9 267.4 19.9
白飯 2,565.0 45.8 6.8 582.0 3.8
比較 -902.5 67.4 7.1 -314.6 16.2
1日分の比較(5/3合)
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
1日分 570.5 41.5 4.9 89.2 6.6
白飯 855.0 15.3 2.3 194.0 1.3
比較 -300.8 22.5 2.4 -104.9 5.4
1日の所要量に対するバランスの比較
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
所要量 1,750.0 87.5 38.9 262.5 20.0
1日分 31.7% 43.1% 11.9% 34.0% 33.2%
白飯 48.9% 17.4% 5.8% 73.9% 6.3%
レーダーチャート

ほたるいかはワタごと食べるので他のいか類よりは脂質が多くなるのですが、それでもバランスとしては控えめです。

■牛ごぼう

魚ばかり食べていると、たまにはお肉もがっつりいきたくなりますよね。そこで考えたのが、この牛ごぼうリゾットです。イメージは牛丼やすき焼きですが、砂糖は使わずみりんの量もいつも通り。それでも溶け込んだ玉葱がいい感じに甘味とこってり感を出してくれるので、「ああ、肉食ってるなぁ‥‥」という気分にさせてくれます。

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材料(5合分)
  • ★牛もも薄切り・・・中1パック(300g)
  • ★生姜・・・1かけ(10g)
  • ★にんにく・・・1かけ(10g)
  • ★醤油・・・大さじ5(90g)
  • ★酒・・・大さじ3(54g)
  • ★みりん・・・大さじ3(54g)
  • 米・・・1.5合(225g)
  • にんじん・・・半分(100g)
  • たまねぎ・・・中1つ(200g)
  • ごぼう・・・半分(75g)
  • さやいんげん・・・1パック(80g)
  • 生しいたけ・・・3つ(45g)
  • 柿の木茸・・・1株(100g)
  • ひらたけ・・・1株(100g)
  • だしの素・・・スティック1本(8g)
  • 水・・・上記全て入れた後で、5合のラインの2ミリ上まで

少し手間ですが、牛もも肉はフライパンで熱してみじん切りした生姜、にんにくと一緒に炒め、醤油・酒・みりんを加えて少し沸騰させてアクを取っておき(★)それを炊飯器に加えます。椎茸は薄切り、人参は賽の目切り、たまねぎはくし切り、ごぼうはささがき、さやいんげんはヘタを取って2cmに。炊けたらしゃもじでよく混ぜてください。

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全量での比較(5合)
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
全量 1765.3 94.9 23.3 285.7 22.3
白飯 2,565.0 45.8 6.8 582.0 3.8
比較 -799.7 49.1 16.6 -296.3 18.5
1日分の比較(5/3合)
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
1日分 588.4 31.6 7.8 95.2 7.4
白飯 855.0 15.3 2.3 194.0 1.3
比較 -266.6 16.4 5.5 -98.8 6.2
1日の所要量に対するバランスの比較
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
所要量 1,750.0 87.5 38.9 262.5 20.0
1日分 33.6% 36.1% 20.0% 36.3% 37.1%
白飯 48.9% 17.4% 5.8% 73.9% 6.3%
レーダーチャート

脂の少ないもも肉なら、たくさん使ってもPFCバランスは崩れません。きのこのおかげで食物繊維もたっぷりです。

■(番外編)鮭の洋風リゾット

さて、ここまでは調味料を変えずに食材の違いだけで味を変えてきましたが、ずっと続けているとたまには全く違う味も食べたくなりますよね。そこで、最後にコンソメキューブを使った洋風リゾットもご紹介。食べる時に粉チーズやパセリ、後で紹介するカレーパウダー(分量外)なんかをかけると幸せになれます。

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材料(5合分)
  • 米・・・1.5合(225g)
  • 鶏胸肉(皮をむく)・・・1つ(180g)
  • 鮭切り身・・・2切れ(200g)
  • むきえび・・・中8尾(100g)
  • ロールイカ・・・半分(100g)
  • にんじん・・・半分(100g)
  • たまねぎ・・・中1つ(200g)
  • ぶなしめじ・・・1株(180g)
  • 白ワイン・・・50cc(50g)
  • ハーブソルト・・・大さじ3(30g)
  • コンソメ・・・キューブ2(10.6g)
  • 水・・・上記全て入れた後で、5合のラインの2ミリ上まで

鮭は適度にほぐして骨をとり、海老は背わたを取る。椎茸は薄切り、ロールいか・人参は賽の目切り、たまねぎはくし切り。炊けたらしゃもじでよく混ぜながら鶏胸肉を切るようにほぐしてください。

全量での比較(5合)
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
全量 1613.9 130.0 28.0 220.6 12.8
白飯 2,565.0 45.8 6.8 582.0 3.8
比較 -951.1 84.2 21.2 -361.4 9.1
1日分の比較(5/3合)
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
1日分 538.0 43.3 9.3 73.5 4.3
白飯 855.0 15.3 2.3 194.0 1.3
比較 -317.0 28.1 7.1 -120.5 3.0
1日の所要量に対するバランスの比較
  エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物 食物繊維
所要量 1,750.0 87.5 38.9 262.5 20.0
1日分 30.7% 49.5% 24.0% 28.0% 21.4%
白飯 48.9% 17.4% 5.8% 73.9% 6.3%
レーダーチャート

玉葱以外の甘味を加えず脂質の少ない食材を選ぶことで、洋風でありながらカロリーをかなり抑えてあります。

バターやマーガリンを塗った6枚切りの食パン1枚が約230kcal、1日に3枚食べるとして690kcal。洋食はおかずのカロリーが高いことが多く脂質も増えがちなので、パンよりお腹にたまるこのリゾットで調整するのがおすすめです。

トマトやブロッコリーをまるごと加えても美味しいですよ。

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というわけで、怒濤の作例紹介はここまでにしておいて、僕の減量実績について。

10月に新しい体重計を買ってから月0.8~1kgペースで落としていたところ、この炊き込みリゾットを主食にしてからは月2kgペースを上回るようになりました。

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もちろん軽い運動やストレッチも続けているので全てがリゾットの効果ではないですが、ペースアップしているのに、お腹が空いてイライラすることが全くなくなったのは大きいです。白飯を食べていた頃に比べると、むしろ感覚的には食べ過ぎているくらいで、それでも大丈夫なんだと安心することでストレスは大きく減りました。

我慢のダイエットはもうイヤだという方は、ぜひ、お試しください。

あと、余談ですが、僕が最近愛用している「味付けカレーパウダー」というのもご紹介しておきます。これです。

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見ての通り、誰でも知ってるメーカーの商品で、初めて見ても「ああ、よくあるやつか」という感じの気合いの入ってない意匠(失礼)なんですが、裏の原材料を見ると、なかなかどうして気合いが入ってないどころか執念すら感じる代物です。

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一般的なカレーパウダーに入ってるスパイスがターメリック、コリアンダー、フェネグリーク、陳皮、クミンくらいなので、よくぞこれだけ入れようとしたなという感じ。アジョワンなんて正直初めて聞きました(茴香に似た種を持つセリ科植物でインドではメジャーなスパイスだそうです)。

個人的に、こういう割に合わない作りで「選択と集中」みたいな話になったら真っ先に切られそうな商品(甘夏、文旦、黒胡麻とか入ってた昔のグリーンダカラとか)を応援するのが好きなんですよね。炊飯器リゾットを食べ続けて飽きてきた時の味変にぴったりなので、よろしければ探してみてください。

最後に、炊き込みリゾットのヒントをいただいたご本家マッスルグリルでは、「沼」の他にも「マグマ」「セメント」「ビッグバード」などいちいち面白いネーミングの減量食がたくさん紹介されています。

僕のとはまた違う「真鯛飯」というのも作られています。この記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひご覧ください。とにかく明るく楽しいチャンネルです。

さて、長くなりました。

いろいろ大変なことも多いですが、コロナ禍が明けて、好きなものを好きなだけ食べられるようになるまで、我々も楽しくまいりましょう。それでは、また。 

*1:摂取カロリーにおけるたんぱく質、脂質、炭水化物の比率のこと。厚労省の目標値は1.5:2.5:6ですが、一般的なダイエットでは2:2:6くらいが最適と云われています。

*2:この記事ではわかりやすくイメージを伝えるためにリゾットという言葉を多用していますが、お料理好きな方からの「これのどこがリゾットなんだよ」というツッコミは甘んじて受けます。僕も書いててだんだん恥ずかしくなったけど、あくまで炊き込みリゾットという新ジャンルだと思ってご容赦ください。だって軟飯じゃ伝わらないんだもの。

*3:市販の商品についてはメーカー申告値。100g単位でないものは100gに換算しています。