自作赤かぶ漬の記録

近所のスーパーでも、旅先の土産物屋でも、見かけるとつい手を出してしまうのが山ごぼう漬と赤かぶ漬。とくに赤かぶ漬は、駄菓子のすもも漬が好きだった僕にとっては、それと同じ並びにある好物の一つ。

いつも買い物に行く八百屋で青森県産の大きな赤かぶが売っていたので、試しに漬けてみることにしました。

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ざっくり刻んだ赤かぶ。タコぶつみたい

レシピを調べてみると、どうやら基本的にただ甘酢に漬けるだけ。つい先日、ラディッシュを甘酢に漬けると赤くなるという情報を得て漬けてみたばかりだったのですが、それと同じ要領のようです。
グッと圧力を加えられる漬け容器があれば良いのですが、あいにく我が家にはそのようなものはない。とりあえずジップロックに入れてなるべく空気を抜き、様子を見ることにしました。

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結構空気が残っているけど、細かいことは気にしない

さて、あとは冷蔵庫にしまって、じっと待つのみ。

漬けたのが土曜日の夜だったので、とりあえず2日間様子を見て、月曜日の夜に味見がてら取り出してみました。

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皮に皺が寄ったことで、よりタコぶつ感が増してみえる

ほんのり赤みが増した程度。僕の知っている赤かぶ漬の姿にはほど遠い感じです。色も朱色というより深紅。完全にタコぶつにしか見えない。
いろいろなレシピを見てもだいたい「2、3日で食べ頃」と書いてあり、全体が染まった写真が出ているので、この時点でだんだん不安になってきました。

小さい赤かぶを複数使っていれば赤い色素を持つであろう皮の割合が多くなりますが、今回は巨大な赤かぶ1コなので、一口サイズに切ると全く皮の付いていない白い部分が多い。それが染まらない原因かもしれない。或いは、漬ける時に甘酢の酢の半量を「やさしい酢」に置き換えたのがマズかったのか。

救いだったのは、味は思い描いた通りだったこと。完全に文句なしの「赤かぶ漬」の味だったので、この際、ちょびちょび食べながら様子を見てみることにしました。

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4日後。少しオレンジがかってそれらしく

4、5日したあたりで味も見た目も角が取れ、少しそれらしい感じに。1週間くらいすると味が馴染んで美味しいという情報もあったので、とりあえず週末まで気長に待ってみることにしました。

そして、漬けてから7日後。

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今回の最終形。肉眼では真っ白な部分はなく、色も朱色っぽい

最終的には、ほどよく水分も抜け、色合いもそれらしい雰囲気になりました。

製造工程を載せている漬物業者のサイトを見ると、そんなに大きな赤かぶは使っていない感じなので、やはり小さめの赤かぶを複数漬けた方が早く色づくのではないかと予想しています。でも、初めての赤かぶ漬としてはこれで及第点でしょう。

赤かぶを切って、甘酢に漬けるだけ。本当に簡単なので、赤かぶ漬が好きな方は是非一度。